1コマ漫画検索サービスTiqav2 (Algolia + Cloudinary + Google Cloud Vision API) 作ってみた

画像で会話って楽しい

皆さん、チャットツールでコミュニケーションするとき、絵文字や画像って使ってますか? 僕はよく使ってます。人とコミュニケーションするのに、文字だけだと堅苦しいイメージですよね。 例えば、

『OKです、それで先に進めて下さい。』

というフレーズだけだと、相手がどのような感情なのか読み取りにくいです。

そこで、次のような画像でコミュニケーションを取ると、柔らかい印象を与えることができます。

https://res.cloudinary.com/silverbirder/image/upload/v1580997144/LGTM/golia.png

Tiqav2

Tiqavとは?

画像を使って会話をするためのサービスとして、Tiqavがあります。 dev.tiqav.com

現在は、サービス終了しています。 Tiqav2は、そのTiqavを参考にして作りました。

Tiqav2とは?

Tiqav2は、大きく分けて2つの機能があります。

  1. 画像とテキストを保存
  2. 画像を検索&表示

2つの機能

画像とテキストを保存

Saving flow by Tiqav2

検索する為には、全文検索サービスのAlgoliaを使います。 https://www.algolia.com/www.algolia.com

Algoliaに保存する情報は、主に3つです。画像URLと拡張子、そしてテキストです。 画像は画像変換&管理サービスのCloudinaryに保存します。保存後、Cloudinaryより、画像URLと拡張子が手に入ります。 cloudinary.com

テキストは、Google Cloud Vision APIへ画像を渡すことでテキストを抽出します。 もちろん、手動でテキストを設定することもできます。 cloud.google.com

画像を検索&表示

Searching Flow By Tiqav2

テキストで全文検索を行います。その結果のIDとExtensionを組み合わせることで、 画像を表示することができます。Extensionの種類は、Cloudinaryのサポートするもの全てになります。

"gif", "png", "jpg", "bmp", "ico", "pdf", "tiff", "eps", "jpc", "jp2", "psd", "webp", "zip", "svg", "mp4", "webm", "wdp", "hpx", "djvu", "ai", "flif", "bpg", "miff", "tga", "heic"

cloudinary.com

この画像を表示する機能を使うと、次のようにSlack上で画像を送信することができます。

Send Tiqav2 URL on Slack

詳しい機能は、次のリポジトリをご確認下さい。 github.com

SaaSは個人開発には最適

今回、全文検索であったり画像管理は、SaaSに全て任せました。テキスト抽出はなくてもよかったのですが、Google Cloud Vision APIが、そこそこ使えたため、そちらも使いました。

個人で開発する際、リソース(時間、お金、人)は組織に比べてとても小さいです。 SaaSは、1つのことを上手くやってくれるし、個人の利用範囲であれば無料なものが多いです。 ニッチなカスタマイズしたい要求がない限り、SaaSは大体の要望を叶えてくれます。 どんな種類のSaaSがあるか知りたい方は、↓のサイトを見てみて下さい。参考になるはずです。 saasblocks.io

SaaSに面倒なことは任せて、プロダクトコードに集中する』ことは、私にとって、とても大切にしています。 ちなみに今回のプロダクトコードは、CleanArchitecture + InversifyJSで作りました。

終わりに

Tiqav2は、OSSとして公開していますので、誰でも無料で構築できます。 ぜひ、使ってみて下さい。快適なコミュニケーションを目指しましょう!

その他

↓のアカウントで技術的なことをつぶやいています。 twitter.com